利益相反というのは、本来は、複数の利益が相対立あるいは競合する状況のことをいいます。
金融の分野で利益相反といった場合には、金融機関が利害の相対立する顧客の利益のうち、どちらか一方の利益を優先させたり、顧客の利益よりも自己(預金者や株主)の利益を優先させるケースで問題となります。 また、銀行が証券業務や信託業務を兼営すると発生するおそれがあるとされ、銀行・証券、銀行・信託分離の根拠の1つとされてきました。
利益相反を回避するには、顧客と利害関係者への十分な取引情報の提供※や、金融機関における内部情報の乱用や資金取引面での部門間の共謀等を防止する遮断措置(ファイアウォール)等が必要とされます。 ちなみに、日本でも業態別子会社方式の開始に際して、次のような措置が講じられました。 ■人的交流の制限 ⇒ 例えば、取締役等の兼職禁止などです。 ■営業所等物理的分離 ※ディスクロージャーの徹底です。
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