マンション修繕債券積立制度とは?
マンション修繕債券積立制度というのは、住宅金融支援機構が行っているもので、マンション居住者(区分所有者)でつくる管理組合が、長期修繕計画にしたがって毎月徴収する修繕積立金を、安全・確実に運用できることを目的につくられた制度です。
マンションを長持ちさせるためには、長期的な計画を立てて定期的に修繕工事を行う必要がありますが、そのためには資金を積み立てておくことが重要ですので、そんなときにこの制度は役に立ちます。
マンション修繕債券積立制度のメリットとしては、次のようなものがあります。
■比較的利率が高い住宅金融支援機構の「マンション共用部分リフォームローン」が、年間を通じていつでも申し込めます。
■管理組合にとっては、ペイオフ対策に有効です。
管理組合のペイオフ対策とは?
修繕積立金というのは、マンションの規模や積立期間にもよりますが、千万単位、億万単位となることも少なくないです。
そのような状況で、管理組合では保証額の1,000万円以下に抑えるために、預け入れ先を分散するなどの対策をとっていますが、複数の口座を管理するのは大変です。
そんななか、修繕債券積立制度を利用すれば、積立金は機構が預ることになりますので安全性が高くなります。しかも、多額の資金を積み立てることが可能です。
修繕債券積立制度では、いくらまで積み立てられるのですか?
1回当たりの積立金額は、年間1口50万円で複数申し込むことも可能です。
なお、積立回数は10回までの範囲で行うことができます。
修繕債券積立制度の申し込み方法は?
修繕債券積立制度の申し込みは、住宅金融支援機構のホームページなどで公表された募集期間内に、機構の募集センターへ必要書類を揃えて郵送します。
なお、募集口数には限りがありますので、それを超える場合には抽選になります。 |