値付けとは何ですか?
値付けというのは、各住戸に分譲価格を設定していくことをいいます。値付けの方法については、次のように各分譲会社によって異なります。
■綿密なマニュアルを作成し、過去のデータなどを分析しながらできるだけ客観的に行う方法
■長年値付けを担当してきたベテラン社員の勘によって決める方法...など
しかしながら、購入者側および販売者側からみた値付けの基本は同じようです。
まず、購入者側の立場に立った場合には、不公平がないようにするということです。
つまり、安い価格の住戸は他の住戸と比較して何らかの短所があり、高い価格の住戸は優れた条件を備えているということです。
そして、販売者側の立場に立った場合には、ある住戸に人気が集中しないようにすることです。
つまり、特定の住戸ばかりに申し込みが殺到し、ほかの住戸には申し込みがないというのでは困りますので、人気が隔たらずにどの住戸にもまんべんなく申し込みがなければならないということです。
分譲価格が高いのは?
エレベーター付きのマンションの場合は、上階にいくにしたがって分譲価格も高くなる傾向があるようです。
また、中間住戸よりも角住戸、南西の角よりも東南の角住戸のほうが高くなるようです。
さらに、ルーフバルコニーや専用庭が付いている住戸には価格が上乗せされますので、最高価格は最上階の東南角住戸、最も割安価格なのは2階の中間住戸というケースが多くなるようです。 |