外部からの騒音が静かな階は?
マンション住まいで特に気になるのが騒音問題ですが、マンション内で発生する音については、上階に誰も住んでいない最上階のほうが静かです。
さらに、同じ最上階でも、角住戸では隣住戸が片方だけなので、騒音の発生率は半減します。
しかしながら、マンションの外部から入ってくる外部騒音については、必ずしも最上階が優れているとはいえません。
最上階は騒音の発生源から遠いので、その分騒音も小さくなりそうな気もしますが、上階は見晴らしがよいだけ遠くの騒音も伝わってきやすいのです。
また、音の種類も、高層階では様々な音が混ざり合って、ゴォーという耳になじみのない音になります。
これとは反対に、低層階というのは、騒音の発生源から伝わってくるまでに、植栽や様々な工作物によって音が遮られることになります。
また、低層階で聞こえる音の種類は、子供の歓声や自動車の警笛といった実体を伴ったものといえます。
音の種類に関しては、発生源が認知できない場合には意外に気になるものの、発生源が分かっているとよほどうるさくないかぎりさほど気にならないといわれています。
よって、外部から入ってくる騒音が少ないのは、遮るものが多い低層階で、その中でも特に開口部が少ない中間住戸が最も騒音が少なくなるといえます。
そして、内部騒音については、上階の影響が少ない最上階、さらに隣が一方だけの角住戸が最も騒音が少なくなるといえます。
ちなみに、反対に、小さな子供がいるなど、騒音の発生源になりそうで、下階に気兼ねをしたくないという場合には、1階住戸の角住戸がよいということがいえます。
|